スポンサーサイト
0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    | スポンサードリンク | | - | - | - | - |
    Entry: main  << >>
    プロセスアプローチとは?例:「晩御飯を作る」
    0
      ISOのマネジメントシステムで、「プロセスアプローチ」という言葉がでてきます。

      「プロセスアプローチ」は、ISOの認証取得を目指す組織以外でも、活用することの
      できる考え方です。

      <「プロセスアプローチ」とは、なにか?>
      ISO27001によると、
      「そのようなプロセスを明確にし、かつ、相互作用させることと合わせて、それらの
       プロセスをシステムとして組織内に適用し、かつ、運営管理することを
       ”プロセスアプローチ”と呼ぶ。」
      と書かれています。(JIS Q 27001:2005より引用)

      なんだか、わかりにくいですが。。要点は、以下4つです。
       1.プロセスを明確にする
       2.プロセスを相互作用させる
       3.プロセスをシステムとして組織内に適用する
       4.プロセスを運営管理する

      まだまだ、よくわかりませんね。
      プロセス・・・って、なんなんでしょ?

      <プロセスとは、なにか? プロセスアプローチとの関係は?>
      プロセス=「インプットをアウトプットに変換することを可能にする活動」

      例えば、「晩御飯を作る」というプロセスで考えて見ましょう。
      「晩御飯を作る」というプロセスは、いくつかのプロセス(活動)から
      成り立っています。
      大きく分けると、「ごはんを炊く」「おかずを作る」の2つ。

      −例:プロセスA 「晩御飯の時間に合わせて、ごはんを炊く」−
       インプット : お米、水
       アウトプット: 炊き立てごはん
       利用資源 :炊飯器、電力、作業を行なう人、晩御飯の時間、晩御飯を食べる家族の人数
       活動の詳細: 
         1.何人が食べるのかを考える
         2.炊く量を決める
         3.必要なお米を計量する
         4.お米を研ぐ
         5.炊くために必要な水を計量する
         6.炊飯器にセットする
         7.晩御飯の時間に合わせて、19時にタイマーを設定する
         8.19時にごはんが炊き上がる

      −例:プロセスB「家にある食材でおかずを作る」−
       インプット : 家にある食材
       アウトプット: 晩御飯のおかず
       利用資源: 料理を作る人(手元にある食材でメニューを考え、作る能力)、
              ガスコンロ、料理道具、調味料
       活動の詳細:
         1.家にある食材、調味料を確認する
         2.今の時間と家族が帰ってくる時間から、調理時間を考える
         3.調理時間の長さと食材から作れるメニューを決める
         4.決定したメニューから、手順、平行して作れるものを考える
         5.料理をする→おかずが完成
       
      2つのプロセスの組み合わせで、晩御飯が完成します。

      ここまでで、プロセスアプローチの以下2つまでは、できています。
       「1.プロセスを明確にする」
         → 「晩御飯を作る」プロセスを構成する大きく2つのプロセスを明確化。
          プロセスA:「ごはんを炊く」 プロセスB:「おかずを作る」
       「2.プロセスを相互作用させる」
        →プロセスA,Bのアウトプットの組み合わせで
          「できたての晩御飯(Aの結果:炊き立てごはん+Bの結果:おいしいおかず)」
         が完成。

      晩御飯を完成させるためのインプットとして、お米や家にある食材が必要です。
      これは、「食材を買う」というプロセスのアウトプットです。
      「食材を買う」ためには、お金が必要です。
      お金は、「働いた成果として収入を得る」というプロセスのアウトプットです。

      労働を提供して→収入を得て→食材を買い→晩御飯を作る→家族で楽しく食べる
      という一連のプロセスの組み合わせ(システム)があることから、成り立ちます。
      「家族で楽しく食べる」というプロセスの結果として、「翌日も頑張るぞという意欲」が
      生まれ、「労働を提供する」インプットとなります。

      これが、「3.プロセスをシステムとして組織内に適用する」です。
      それぞれのプロセスのインプット、アウトプットだけではなく、それぞれのプロセスが
      何のために必要とされているかも含めて、システムを作り上げることにより、
      より良いシステムとなります。

      このシステムを成り立たせるためには、それぞれのプロセスにおいて
      インプットとアウトプットが出せる状態が維持できているかを、管理していく
      必要があります。

      「晩御飯を作る」というプロセスに限定すると
        ・限られた食材で晩御飯を作る能力があるか?(能力管理)
        ・作る人がいなかった場合、代わりにできる人がいるのか?(要員の確保)
        ・炊飯器が壊れた場合、別の手段はあるのか?(代替手段)
        ・お米を炊くための水分量は、どのくらいが適当か?(情報の管理)
        ・家族で楽しく食べるという条件を満たしているか?(品質の管理)
        ・次の日も頑張ろうと思える栄養のある晩御飯になっているか?(品質の管理)
      など、プロセスを阻害する要因や品質を保つために必要な能力や情報を
      運営管理していく必要があります。

      これが「4.プロセスを運営管理する」です。

      <再び、「プロセスアプローチ」とは、なにか?>
       1.プロセスを明確にする
         組織で行なっている活動(プロセス)に必要なもの(インプット)と結果(アウトプット)、
         プロセスの実現に必要な資源(人、金、設備、情報)を明確にする

       2.プロセスを相互作用させる
         1で明確にしたプロセスがどう作用しあっているか、相互作用すべきか、を考える

       3.プロセスをシステムとして組織内に適用する
         プロセスの相互作用も考慮したうえで、人(能力)、金、設備、情報をどのように
         割り当てるか、誰がやるか、どの時期にやるかなどを見直してみる(システム化)
         見直した結果を、組織全体で実際にやってみる(組織内に適用)  
         ★ISO規格要求事項に沿うこと=ISOマネジメントシステムを適用すること

       4.プロセスを運営管理する
        1つ1つのプロセスの品質、状態の管理、システム全体の品質、状態を管理する

      ★組織でのポイント★
       プロセスアプローチは、ISOマネジメントシステムで採用されている仕組みですが、
       業務の見直しにも利用できる考え方です。

       以下の点を組織で考えてみることで、改善ポイントが明らかになるかもしれません。
        ・自組織は、どのようなプロセスで構成されているか?
        ・それぞれのプロセスがどのように関係しているか、影響しあっているか?
        ・プロセス一つ一つに対して、5W1Hが明確になっているか?
        ・理想とするプロセスの組み合わせ(システム)が実際の活動と一致しているか?
        ・プロセスの状態の管理の方法は、決めているか?
        ・プロセスの状態の管理はできているか?
        ・それぞれのプロセスは、何のために存在しているか?
        ・プロセスの組み合わせにより、顧客の満足度をUPさせることができるか?

       単純に「晩御飯を作る」だけであれば、「インスタントラーメンにお湯を注ぐ」だけでも、
       完成します。
       でも、
        <”「翌日も頑張るぞ」という気持ちにつなげるために”「晩御飯をつくる」>
       というように、”なんのために”を明確にしたら、どうするべきでしょうか?

       「晩御飯を作る」というプロセスを自社の製品やサービスに置き換えたときに、
       ”なんのために”は、明確になっていますか?

      | コンサルタント | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      スポンサーサイト
      0
        | スポンサードリンク | 12:45 | - | - | - | - |
        コメント








        トラックバック