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    電子書籍の利点と欠点
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      大英図書館の蔵書25万冊が、デジタル化して、公開される計画」とのこと。

      300年くらい前の書籍を、世界中の人が見ることのできるすばらしい計画だと思います。
      その反面、いろいろな疑問が浮かんできます。
       ・デジタル化された後、紙の蔵書は、どういう扱いになるのだろうか?保管?廃棄?
       ・電子書籍にするときに、紙の蔵書を破損させてしまう可能性はないのだろうか?
       ・電子書籍の規格として、何を選択するのだろう?EPUB規格?PDF??XMDF?
       ・25万冊のデジタル化の途中に、電子書籍の規格が変更になったらどうするんだろうか?
       ・数年後、採用した電子書籍規格を読めるハードウェアがなくなったらどうするんだろうか?
                  :
      いろいろと疑問は、たくさんあります。

      中小企業で25万冊も電子化することや、300年前のものを電子化することは、ありえない
      としても、自社製品のマニュアルを電子書籍化したり、社外秘の業務マニュアルを電子書籍
      化したりと、電子書籍を作成する可能性、扱う可能性は、高い確率でありえることでは、
      ないでしょうか?

      電子書籍を企業で活用するためには、利点だけでなく、欠点(リスク)も把握しておく
      ことが重要です。

      <電子書籍の利点>
       ・たくさんの人に配布することが簡単
       ・紙に比べて、情報を付加しやすいため、最新版の管理がしやすい
       ・内容の検索が容易
       ・デジタル化することで、書類、書籍の保管スペースが削減できる
       ・保管場所に出向くことなく、インターネット経由で参照できる
       ・紙に比べて、バックアップデータを作成しやすい
       ・紙資源の消費を減らすことができる
       ・音声や映像、ネットとの連携ができる
       ・制作、流通、維持管理コストが大幅に削減できる

      <電子書籍の欠点>
       ・配布先をコントロールしにくい
        → 配布先を限定していても、漏えいする可能性が高い
       ・漏えいしたときに、漏えいルートや漏えい原因が特定しにくい
       ・複製、公表、引用が容易にできてしまう
        → 複製や公表、引用など著作者の権利を保護しにくい
       ・大量の電子書籍を一度に滅失する可能性がある
        → ハードウェア故障や、保管媒体(DVDなど)の破損の影響を受けやすい
       ・停電時や電子書籍を読める機器が動かないときに参照することができない
       ・数年後、規格の変更により参照できない可能性がある
       ・デジタル化によるセキュリティ(機密性、可用性、完全性)対策が必要

      ★組織でのポイント★
       しっかりと事前に検討することで、より電子書籍を活用することにつながります。
       デジタル化することで、便利になるからと紙書類すべてを対象とするのではなく、
       以下の点を事前に検討した上で、判断しましょう。

       (1)何をデジタル化するかを明確にしましょう(WHAT)

       (2)デジタル化する理由を明確にしましょう(WHY)
        →なぜ、デジタル化するのか、デジタル化した場合の欠点を考慮しても
         デジタル化することの利点が大きいかを検討しましょう。

         たとえば、以下のような場合どう考えますか?
          利点:デジタル化することで、紙のマニュアルの製造コストは削減できる
          欠点:デジタル化後のサーバやデータの運用管理コストが、紙のマニュアルより
             もかなり高い。

       (3)電子書籍の利用範囲(配布範囲)や利用のされ方を検討しましょう(WHO、WHERE)
        →利用範囲や利用のされ方により、採用すべき電子書籍の規格も異なる可能性が
         あります。
         どういう場所で、だれが利用することを想定しているのかを明確にしましょう。

       (4)保管期間、配布のタイミング、更新時期などを検討しましょう(WHEN)

       (5)保管方法、バージョン管理など扱い方を検討しましょう(HOW)
        →保管期間や改定時の扱い、改定後の配布方法などを事前に検討しましょう。
         保管、配布、バージョン管理には、サーバや利用するアプリケーションなどの
         情報システムも必要になる可能性があります。

       (6)デジタル化した後、どのようなリスクと影響があるかを検討しましょう。
        →漏えいした場合や、破損した場合など、デジタル化したことで新たに生まれる
         リスクとその対策を検討しましょう。


      | コンサルタント | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |